ALRでは、言語を対象とする、理論的・実践的研究の推進、文系・理系の枠を超えた研究者が参加する研究会の開催を中心に研究活動を進めています。ALRが主催して定期的に実施する研究会等には、以下の1),2)があります。3)はALRが主催しない学会や科研費研究プロジェクトが主催するシンポジウム・研究会です。
1)「言語・認識・表現」(Language Cognition & Expression , 略称:LACE)研究会
時枝誠記が提唱し、三浦つとむが発展的に継承した言語過程説とそれに基づく個別言語の文法に関心を持つ言語系の研究者と工学系の自然言語処理の研究者の交流の場として1996年10月に発足した研究会で、その後、立脚する言語理論が異なる研究者も加わり、言語に関する理論的・実践的、学際的研究を進め、研究成果の発表、自由に議論し意見を交換する場として、定期的に研究会を開催しています、2019年まで、年1回、24回の研究会を開催してきました。コロナ禍によって、2020年、2021年はやむを得ず休会となりました。現在、主査:宮崎正弘、幹事:佐良木昌で、十数人が参加・活動しています。
2)「辞書プロジェクト会議」(略称:辞書P会議)
LACE研究会の活動の一環として始められたもので、高品質な機械翻訳のための高度な言語知識データベース(電子化辞書や文型パターンなど)の研究開発が辞書プロジェクト(辞書P)として推進されました。第1期辞書Pでは、科研費研究「意味的に類型化された表現構造対を介した機械翻訳方式の研究」(2001.4~2003.3、研究代表者:宮崎正弘)、科学技術振興機構の戦略的基礎研究「セマンティック・タイポロジーによる言語の等価変換と生成技術」(2001.12~2007.3、研究代表者:池原悟、略称:CREST研究)につながる「日英表現意味辞書(複文・重文パターン)の研究」を進めました。CREST研究終了後には、第2期辞書Pとして「高度翻訳知識の編纂と機械辞書への導入」を進めています。ALR発足前後から辞書P会議も年1回開催しています。コロナ禍によって、2020年、2021年はやむを得ず休会となりました。第2期辞書Pに関連する研究プロジェクトとして科研費研究「高度翻訳知識に基づく高品質言語サービスの研究」(2018.4~2020.3、研究代表者:佐良木昌)が進められ、現在、「高度翻訳知識に基づく翻訳文法の構築に関する研究」 (2021.4~2024.3、研究代表者:佐良木昌)が進められています。
3)その他の口頭発表
ALRに所属している研究者が研究代表者となって進めている科研費研究プロジェクトや学会が主催するシンポジウムや研究会などの口頭発表において、適宜、ALRに所属している研究者が口頭発表しています。